食事から摂取したたんぱく質が都合よく、筋肉や髪、美肌に作用し、見た目の変化を実感したことはあるでしょうか?
実はほとんどの人が「NO」と答えると思います。なぜなら、体内に取り込まれたたんぱく質は、代謝の優先順位があるからです。
たんぱく質の代謝の優先順位は、
1.内臓や血液の組織形成をします。
2.活性酸素(ストレス・食品添加物・化学物質)によって傷付いた細胞組織やDNAの回復をします。
3.唾液・胃液・ホルモンバランス・脳内分泌液(ドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニン・アドレナリン・アセチルコリン・メラトニン・エンドルフィン等)の循環補助をします。
4.インナーマッスル(身体を支える筋肉:脊柱・関節・肩甲骨・骨盤周りの筋肉等)の形成をします。
5.身体表面(皮膚・毛髪・体毛・爪)、粘膜(耳鼻咽喉・歯茎・傷口の修復)をします。
6.アウターマッスル(表面的に見て分かる筋肉の発達)をします。
上記優先順位から分かるように、食事から摂取したたんぱく質は、生命の維持健康に関与する内臓系に優先され、身体表面・外見への作用はその後になります。
つまりたんぱく質が1~4までの生命維持健康・内臓系のインナーマッスルに満ち足りた後、美しい肌・髪・爪・アウターマッスルへ作用していきます。
日々、十分なたんぱく質を摂取する事が大切です。